空飛ぶペーパードライバー

短歌やお笑いや音楽や人生などの感想

リアル麻雀歴半年が思ってること

※初心者歓迎のノーレートフリー店に通い、本当に優しくて素敵なスタッフさんお客さんに助けられながらいつも楽しんでます。

・やべ、第一打でドラ切っちゃった

・みんな切るのはえー

・みんな鳴いた後の所作きれー

・(シーン)あ、次親自分ですねすいません(ポチー)

・えーと東南西、西家か

・えーと白發中、ドラ白か

・西鳴くか迷う……西出た、声出ない

・……………チー

・36p5p待ち…36p5p待ち…(心の中で唱えないとわからなくなる)

・すいません、チートイの点数がぶっ飛びました

・えーとピンフじゃないリーチした、ツモなら30符、ロンなら40符…あぁロン、裏…乗った、リーチ赤裏、親?あ?すいません、点数がぶっ飛びました

・リーチ、えーと高め一通だから高めならリーチ一通赤で満貫、あれ門前一通って2飜だよな?あぁロン、安めかい、裏裏!あ?すいません、点数がぶっ飛びました

・もうめんどくさいから裏乗らなくていいよ(よくない)

・ピンフツモはなぜかすらすら言える

・あぁぁ点数言う前に点棒出さないでぇぇ(パニック)

・ポン、ロン、えーとすいません、混一色赤で…3900(優しい同卓者さん「東もあるので満貫ですね」)

・2000オール?(疑問形)

・2600は…3200?(疑問形)

・1000-2000(優しい同卓者さん「一本場ですね」)

・5200(優しい同卓者さん「惜しい、親ですね」)

・鳴いてるし満貫確定だから点数言うの楽だ!ツモ!2000-4000は2100-4100!(溢れる自信)

・ノーテンリーチ怖すぎてテンパったあと5秒くらい使って確認してからリーチ打つ

・メンチンになるな、なるな、ならないでくれ

・メンチンたぶんテンパったけど待ち自信ないからツモでだけあがろ

・あれロンしてたらメンチンあがってたな

・混一色なら清一色よりマシかと思うけど結局混一色も待ちむずいことよくある

・9種ある!いったれ国士!!

・国士テンパんねぇ〜

・国士やめたのに放銃

・リーチ後暗刻の牌4枚目持ってきたのにノータイムツモ切りしてしまう

・トイトイの符計算自信なさすぎて鳴きながらビクビク

・連荘ボタン押してくれてありがとうございます

・〇〇点バックですって言ってくれてありがとうございます

・よく見たらテンパってて次巡で無駄な意味深ツモ切りリーチ

・地獄待ちってなんかかっこよくない?

・待ち悪いからテンパイだけ取って様子見てるうちリャンメンになった!よっしゃリ…あ?よう見たらフリテンやんけ

・フリテンリーチってなんかかっこよくない?

・リーチきた…安牌ない…いったれはじっこアタック!(9pスパーン)

・圧倒的ラスだとオーラス安手であがるのためらうけどあがっていいですか?

・満貫以上あるイーシャンテンは全ツしていいですか?

・スッタンテンパイした、他のリーチ者の現物待ち、きたこれ、リーチ!…え、ダマのほうがよかったんじゃね?(結局ツモられる)

・やべぇ二盃口になりそう、二盃口って3飜だっけ?隙見てググるか?(結局ならない)

・混老頭こんなにあがれないのに2飜は嘘だろ

・セットのメンツ揃えられる人羨ましすぎる

・毎回最初は緊張する

・でも打ってるうち楽しくなる

・そして次の日にはまた「麻雀打ちてぇ」って言ってる

平出奔『了解』の好きな歌

平出奔『了解』は2022年の歌集。以前すすめられて買ってあったものを最近読み、とても良かったので感想を書きたくなって書いている。

表紙の印象やタイトルの『了解』からは、ポジティブでも暗くもないニュートラルな雰囲気が感じられたが、いざ読むと思っていたよりも苦しい感情や生活が多く表現されている歌集で、しかしやはり文体的にはニュートラルというか抑制された口語で表現されていて、それでもリアルで微妙な感情がにじんでいて、そういえば帯に引用されている歌も

(詞書:だって、ですよ。)

僕に見えるこの僕みたいな人生をあなたなら続けられたんですか

という、決して明るいはずがない歌だった。全体的に、そういったバランス感覚に個性を感じたし、惹かれた。

特に上記の歌が含まれる連作「了解」は読み応えがあり、心が動いた。また、あとがきにも歌がたくさん挿入されており、本編とつながっているように読めるというところもドラマチックで面白かった。

以下、好きな歌について触れていく。

 

顔だけは知ってる人がそばに居る あんなに階段を降りたのに

「『ひととおり、聞いた感じぃ」

駅などで、たまたましばらく同じ方向に進んでいく人と並んで歩くことになるあの感じを想起した。顔しか知らないその人を「顔だけは知ってる人」「そばに居る」と表現しているところ、「あんなに階段を降りたのに」の「あんなに」が面白いなと思う。何気ない状況がこんな一首になるんだなと。

 

生きてなきゃダメってわけじゃないんだと気付く猫じゃらしを振りながら

「その時代のことはあまり知らない」

生きろ、と要請されるこの世界における、救いのようなひらめき。「生きてなきゃダメってわけじゃないんだ」という言い回しに実感があって、新鮮に映った。猫がいて猫じゃらしを振っているのかもしれないし、ただ無目的に振っているだけなのかもしれないけど、前者だとしたら、猫という生命を前にしてこのような発見をするところに意外さがあって好きな読み。

 

雨が降るって知っててでも手ぶらで行けば濡れるかもしれなさがよかった

「として優秀」

これはわかる、と共感してしまった歌。「濡れるかもしれなさ」というこの歌でしか使われないであろう表現が良い。生活の中の、とても細かい心情を詠んでいる。

 

ひとりきりで生クリームの使われたやつを食べてる日はいつも雨

「終わったな」

「生クリームの使われたやつ」という把握に納得した。ケーキ、やパフェ、とかではなくて、「生クリームの使われたやつ」。ジャンル分けしがたいコンビニやスーパーのスイーツが思い浮かんで、それを「ひとりきり」雨の日に食べる様子にはひとりを愉しむような感覚と同時にさびしさも感じる。

 

民家からカレーのにおいがただよってそれを食べることは難しい

「Victim」

民家からカレーのにおいがただよってくる、という誰にでも経験があるような瞬間を切り取ったあと、「それを食べることは難しい」と結んでいるところが面白い。事実をただ言っているようだけど、その「難しい」には、たんにその家に突撃してカレーを頂戴することの難易度という意味だけではなくて、民家の温かそうな団欒の一部になることの難しさや、他人とつながることの難しさなど、いろんな意味が詰まっているように思える。

特に、連作「了解」に好きな歌が多かったのだが、連作の流れで読むのが一番良いと思うので一首だけ引用する。

 

目的もなくスーパーで段ボールもらう 寂しかったのかもしれない

「了解」

「寂しかったのかもしれない」を読んで、本当に寂しくなってしまった。スーパーで段ボールをもらうことには、たとえば引っ越しや行事のために必要とか、家族やお店の買い出しでたくさんの買い物をしたから必要とか、ストーリーが必ずあるもので、目的もなくもらうものでは当然ない。その対比に寂しさがにじむ。「寂しかったのかもしれない」と素直に述懐しているところも切なくて良い。

ピーズ心の10曲

みなさんピーズ(旧Theピーズ)好きですか?私は大好きです。大好きというか、自分の人生にとって一番重要なバンドという感じです。

最近めちゃくちゃストレスフルな状況になった時にふと「ピーズのことをただ語りたい」と思い立ち、この記事を書いています。あと、来月3年ぶりに地元札幌でライブを観れるうれしさと、祝ギターヒーローアビさん還暦!という気持ちも込み込みです。

ピーズに出会ったのはたぶん中学生の頃。銀杏BOYZ峯田氏が影響を受けていると知って聴きはじめました。高校生の時、組んでたコピーバンドで「いんらんBaby」をやったのは最高の思い出です。

最初はおバカな歌やロックンロールな歌や切ない歌をすぐに好きになり、時が経つとより渋い歌や深い歌を好きになり……人生の折々で違う良さを見出し続けることができる、好きが更新されるのがピーズのすごさだと思っています。

「ピーズ心の10曲(に収まらないかも)」を今の気分で挙げて語ります。ただし、「生きのばし」「とどめをハデにくれ」「実験4号」「日が暮れても彼女と歩いてた」などのレジェンドすぎる歌は泣く泣く除外します。

なお、2012年の「アルキネマ」までのアルバム音源はすべて公式YouTubeにアップされています。いかれてるぜ。下記で紹介する歌も全部(ブラボーと新型コアラはMV)聴くことができます。

Theがとれてピーズになってからの音源はサブスクにもなく入手困難になってますが、ライブでかなりの割合で聴くことができます。今のピーズも超かっこいいよ!

ピーズ“たまぶくロカビリー倶楽部” - YouTube

 

  • けばみ

自分好みのケバい女の子を見つけたというだけのアホ&ハイテンションな歌。その娘に「けばみ」という名前を勝手につけてタイトルにしてしまう、ベースボーカル&ソングライターハルさんのセンスが最高です。ノリノリ歌うようなベースライン、バシャバシャなドラム、シンプルなロックンロールギター。メンバーみんなでユニゾンするゴーゴーなサビ。いろいろ言うだけ言って結局甲斐性なさそうな感じ、一人称ぼくのぶりっ子感、「金がなくても いーのか」の情けなさとかも全部大好きです。

 

  • どっかにいこー

スローテンポの、言っちゃえばラブソングですが、ぶっきらぼうでどこか不器用でズルい歌詞がハルさんらしい。ブルースハープのアレンジ、気取らないコーラスも良いんですよね。そして「頭冷やして 考えてみ あいつはいい奴だ きみにはあわないよ」って部分が好きすぎます。一生ついていきます、ってなります。似た角度の刺し方の歌で「いいコになんかなるなよ」も大好き。

 

  • 好きなコはできた

好きなコ「は」の切なさ。メジャーコードとアップテンポな曲調でどうにもなんない状況をやけっぱちに歌う曲がピーズにはたくさんありますが、この曲にはそれらともまたちょっと違う切なさとか人生の小さい光への讃歌みたいなところがあって沁みます。いろいろ歌ったあとの最後の「父ちゃん母ちゃんよろこべ 好きなコができた」でなんか泣きそうになります。

 

  • 底なし

まさに前述した「メジャーコードとアップテンポな曲調でどうにもなんない状況をやけっぱちに歌う」系ですね。印象的なギター&ベースリフに手拍子のアレンジが効いてて、すごくアガる曲調なのに、底なしの絶望でもがいてドロドロのままなんとか突破しようとする、文学の域に達した歌詞。「何したかったか忘れたぜ」な時に聴いて頭をぶんぶん振る歌です。「飛んだ落ちた潜った カラッポだ 何が自由だ いい眺めだぜ」。しびれます。

 

  • やっとハッピー

大切な人をやっとものにして、もったいねぇ、手放さねえぞ、という歌ですが、「やっと」ハッピーなんですよね。絶望の中に見つけた感じ。結局それだけではずっとハッピーではいられなそうだけど、でもやっぱり今はハッピーを噛み締めて、その刹那に全力な感じ。たまんないです。「まかせろだぜ」「そんままでいー」「調子ん乗っぞー」「どハッピー」などハルさん節満載の文体も大好きです。一人カラオケでよく大熱唱してます。

 

  • ヒッピー

大名盤「The ピーズ」の中で、その良さに気がつくまでなぜか時間がかかった歌。ある日突然頭の中で流れて、その日からめちゃくちゃ沁みるようになって、大切な歌になりました。モノラルなもこもこギターとタンバリン、ブルースハープソロ、ハルさんの歌い方の真剣さとぶっきらぼうさのバランス、全部好きです。これは恋愛が終わる歌なのかなぁ。歌詞の意味はきっと100%は理解できていません、それは他の歌も同じだけど。「どっちだろう 訊くな 知らねー 知らねーんだ」なとき、ひとり部屋で弾き語りしてます。

 

  • 絵描き

良い歌だよなぁ、絵描き……。何度聴いたのかな。特にギターの音色とコード感、アレンジが大好きでコピーもしました。ソロはアビさんの雰囲気がまったく出せず挫折しました。ピーズの中でもかなりしっとりしてて渋い部類の曲ですよね。休止前のピーズも大好きだけど、いろいろなものを諦めたり、諦めなかったりした結果の境地を歌っている復帰後のピーズが自分はどうしようもなく好きです。

 

  • ロンパリンラビン

すごいタイトルですが、イントロからかっこよくて、渋くてちょっと異国の香りがする3拍子ロックンロールな曲調がクセになるんですよね。歌詞は映画みたいな世界観とハルさんの人生観が混ざり合っている感じ。「ムラっとハメて ドピュっと放つ シャキっと生まれ ブラっと生きる」、こんなこと歌えるのは、それに唸らされるのはハルさんだけだなと思います。

 

  • ブラボー

30周年武道館前、結果的にドラム・シンちゃん在籍ラストシングルになった「異国のブラボー」。まだこんな攻めた曲やんのかよ!ってびびりました。ブリブリのベースから始まり、最初から最後までどうなってんの?っていうベースラインでうなりまくり、ギターはジャキジャキ、半ば意味不明にノリノリ振り切った「いー気分 すげー気分 ヤバい気分」なカオスな歌詞。そしてシンちゃんらしい、攻めた曲でも決してフィルとか派手にやりすぎないドラムがどっしりそこにある感じが大好きです。

 

  • 新型コアラ

ミニアルバム「2021」の歌。ふざけたようなタイトルとイントロの歌詞ですが、まさにパンデミックとハルさんなりに向き合った歌。ゆるい曲調、だけどピーズ節満載であったかくて、気がつくと繰り返し聴いてしまう。短いけどかっこよくて曲調にマッチしてるギターソロもたまらん。好きなフレーズいっぱいあるけど、「何処にいたんだ 何してたんだ オマエこそ誰 怪しー」に笑ったり、「何か悔しいな チィ」「飽きるまでもうチョイ 慣れるまでもうチョイ」にふっと肩の力が抜けたりしました。

 

番外編・一番聴いてる歌

ピーズ聴きたいな、っていうとき、とりあえず再生する歌。いつ聴いても、まぁ、人生なんとかやってくかー、って気持ちにさせてくれるんですよね。「マチガイも温めよう 今更リセットもないさ」という歌詞を聴くたびに、救われるような、前を向けるような気持ちになります。「寝小便垂れて 温もりを見ろ 夢見ろ」ってフレーズも、むちゃくちゃなようでいて、自力で立てと言ってくれているような感じがして大好きです。

 

----------

だいぶ満足しました。よかったです。またストレスフルな状況はどうせ訪れますが、ピーズ聴いてノロマなりになんとかやっていきます。

 

 

ナナさんの思い出

小学生の頃、私は早熟インターネット娘だった。まだパソコンやネットが一般に普及しきっていなかった2000年代初頭から、ネットサーフィンでよくないことを覚えたり、個人ホームページを作ったり、ネット上の友人と朝までチャットしたり、パソコンの授業でタイピングの速さを周囲に見せつけて悦に入ったりしていた。

2005年、当時小6、それは私の人生において転機になった年である。歳の離れた姉の影響で邦ロックに夢中になったのだ。アジカンに始まり、ビークル、エルレ、テナー、ZAZEN、銀杏。テレビや学校で流行っているものが全てじゃないんだ、こんな世界もあるんだ、ということを初めて知る経験だった。

特にのめり込んだのがPOLYSICSだった。その後好きになったバンドやミュージシャンは数あれど、POLYSICS(以下ポリ)はおそらく私が人生で一番熱狂したバンドだ。私は大量に印刷したポリの参考画像を毎日学校に持参して絵を描き、個人ホームページにそれを載せ、ランドセルの名札を入れるところにフロントマンのハヤシヒロユキ氏の写真を入れて登校する激痛小学生だった。姉についてきてもらい、その後の人生で数えきれないほど行くことになる札幌のライブハウス・ベッシーホールに初めて行ったのもポリのライブだった。

ナナさん(仮名)とは、今はもうないとあるSNSで出会った。mixiに似た、個人ページで日記や絵を公開したり、コミュニティのようなものでつながったりするSNSだった。ファーストコンタクトは忘れたけど、ナナさんと私をつなげたのはポリだった。

ナナさんは私よりずっと年上の、東海地方に住むお姉さんだった。彼女は邦ロックに詳しく、特に初期ポリにのめり込んだそうだった。小学生でポリ好きというのが珍しかったようで、いろいろおもしろがってやり取りしてくれた。

やがてメールや文通もはじめた。ナナさんはすぐにいろんなものを送りたがるたちで、貴重な初期ポリのレコードやステッカーやTシャツなどを譲ってくれた。さらには、絵を描くのが好きな私に、使っていないからと大量のコピックを送ってくれたりもした。

それらと一緒に添えてあった手紙も大切に保管してある。ナナさんの手紙はいつもライブのフライヤーの裏に書いてあった。その字はとても綺麗で、だけど溌剌としていてキュートだった。その字を見ながらいつも、遠く彼女の住む地に想いを馳せていた。

彼女がかつてポリと同じくらい熱中していたpre-schoolというバンドも教えてもらい、これも大好きになった。

中学生になった頃、チャンスが訪れた。ナナさんのパートナーとの北海道旅行のついでで、私に会いに来てくれるというのだ。私とナナさんとのつながりをずっと知っていた親は、会いに行くことを許可してくれた。

待ち合わせ場所は、これも今はもうない札幌市内の不二家レストランだった。精一杯のおしゃれをして会いに行った。私を見たナナさんの第一声は「ほんとに中学生なんだ!」だった。

ナナさんは手紙の字から想像していたとおり、溌剌としてキュートで、とても素敵なお姉さんだった。学校生活のことやポリのこと、今までの私たちのこと、緊張する私にたくさんの話題を振ってくれた。学校祭の時期が近づいていて、私はこんなことをやるんだ、というつたない話をうんうんと笑顔で聞いてくれたのを覚えている。会いに来てくれた側なのに、最後にはおみやげのケーキまで買って親御さんにと持たせてくれた。

あれから20年近くが経った。あのSNSはとっくの昔にサービスを終了し、当時ナナさんと連絡をとっていたパソコンのメールは使えず、今ではナナさんとの接点はなくなってしまった。私とナナさんが会えたことは、少しでも私と彼女の関わり方が違っていたり、親の考え方が違っていたり、時代が違っていたりしたら起こらなかった奇跡だと思っている。

ナナさん、元気ですか?私はなんとか30代になりました。今でも感謝しています。

2024年 印象に残ったお笑いコンテンツ

札幌在住のお笑いファンです。

ウエストランドとオトステ三人衆が特に好きです。大宮セブン周りも好きです。

昨年に続き、2024年のごく個人的なお笑い振り返り記事を書いておこうとしています。もう3月も終わろうとしているし昨年やりすぎたので絞ったつもりです。

 

- ラジオ、Podcast

いや〜2024年もいろいろありましたねぇ!ウエストランド!本当に。でもなんというか、最終的にお笑い界全体いろいろありすぎて、河本太という男の豪運を改めて思い知らされたという印象です。私はウエストランドの二人を愛してしまっているので、良くないことはもちろん良くないと判ずるとして、嫌うことは多分一生できないです。

表題の回が単純に一番笑った&一番繰り返し聞きました。思い出のカチカチ弁当、略してカチ弁。「あれ面白かったよな」「タイムマシンでどの時代」「実家をディグろう」あたりの流れも笑いました。

 

  • オトステ #147 名言のコーナーチャンピオン大会

ルシファーさんR-1決勝進出で2024年も盛り上がったオトステ。 頑固ルシファー、靴を買いすぎている池田さんはムカデ、吉本だったらなぁ、など相変わらずな感じのくだりも多々生まれました。一番笑ったのは(そして池田さん井口さんが一番笑っていたのは)この回かなと思いました。

#151、#153〜155も捨てがたい。ルシ氏の怪文書から始まる、三人の盟友・三四郎小宮さんの結婚式がらみの爆笑エピソード連打(#151、#154)、そして池田さんの相方宮澤さん(#153、#154袋とじ)&きしたかの高野さん(#155)に電話してカラダ休めとけよ!のくだり、めちゃくちゃ笑いました。三人が全員集結(=完全なる喝ちゃん、完喝)したマルコポロリ!でのチームプレーも最高でした。

 

毎週面白かったですが、記憶に残っているのは笑点弁当ですね。爆笑問題カーボーイにゲストで出た時もこの話を披露していてめっちゃ笑いました。水曜日のダウンタウンのドッキリなどでつい熱いところを見せてしまう高野さんの上がりすぎた好感度をイジるコーナー「高野正成のなんてったって芸人魂」も一連の流れが最高でした。行動力、反応の良さが素晴らしいですよねブタピエロは。笑点弁当もちゃんと食べてレポしてくれるし。

 

  • ランジャタイ国崎の伝説のひとりぼっち集団 #004 品川さんからのアドバイス

本当にひとりぼっち集団になってしまい、やっぱり二人の方が楽しかったから寂しいなと思いつつ聞いていますが、国崎さんひとりならではの色が出ているのも確かで、特にこの回は絶妙な笑いと癒しとトリップ効果があって何度も聞いています。

 

  • スタミナパンのデドコロ

スタミナパンのネタ大好きなんですが当人たちのことはあまり知らず、これを聞いてすごく好きになりました。THE 芸人って感じだけどどこかほのぼのした空気感もあるのが良いです。

 

  • 永野のデドコロ #8 「信じれるべき存在」

2022年の番組なんですが、2024年に初めて聞いてかなりくらったので入れました。最初は井口さんゲスト回を目当てに聞き始めたんですが、気づいたら永野さんのひとり喋りの虜になっていました。全シーズン聞きましたが、特に最初のシーズンと②シーズンの井口さんゲスト回までは凄すぎました。 ハタチくらいまでに聞いていたら影響受けすぎてやばかったかもなと思います。30代入っててよかった。話半分で聞かないと面白すぎて危険。

永野さんの喋りって、途中で「それでいうと」とか「あっこれだけは言わせて」とかどんどん脱線して熱量が上がってくるあのドライブ感がたまらなくて、それでも最後にきっちり永野さんらしい&面白いオチにたどり着いてくれるのが最高なんですよね。もう脱線し始めるたびワクワクが止まらなくて。乗りまくっている時の永野さんって手がつけられないくらい面白いんだなと思い知らされました。

あと、この番組をきっかけに#8のタイトルの元にもなっているマニックスもすごく好きになりました。永野さんに感謝です。最近オトステで井口さんがたびたび訴えている「僕たちだけを信じろよ!」にも通ずる魂がそこにある気がしています。

 

- ライブ

  • トム・ブラウン単独ライブ2024『たろう7』札幌公演

ずっと行ってみたかったんですが、この記事を公開したことで、2024年こそ行こう、と意気込んでチケットを取りました。体調悪い日に見たら悪化しそうなくらいの圧を浴びて、体調悪くなるくらい笑いました。隣に座っていた小学生くらいの男の子もずっと爆笑でした。

 

  • 東京同期芸歴20年記念ライブin北海道

AGE AGE世代を共に謳歌した友人と二人で見に行きました。大好きな9期生が札幌に集結、しかもハリセンボンまでという豪華メンバー。ネタもコーナーも最高の一言でした。

 

  • 街裏ぴんく漫談独演会 日本10大ツアー『信じてもらえない男』札幌公演

ぴんくさん大ファンの友人に誘ってもらい観に行きました。今年一番良かったと思うライブです。誘ってくれた友人に感謝です。トム・ブラウンじゃないですけど、体調悪い日に見たら悪化しそうなくらいの圧を浴びて、体調悪くなるくらい笑いました。札幌の小さな芝居小屋がぴんくさんへの期待感と愛と爆笑に終始包まれていて、奇妙で幸せな空間になっていました。

 

札幌で二回目開催になる息抜き旅行ライブ。マヂラブの「終末音」の漫才が初見で、野田さんのキャラが新機軸な(むしろ素に近い)感じですごく面白かったです。ダイヤモンドが解散してしまったので、三回目はないのかな...…。

 

  • 爆笑お笑いフェスin札幌

噂の早坂営業に初めて行ってきました。楽しかった〜。特に笑ったのはや団のKOC 2024で披露されたネタです。また生で観たい、や団。

ハイタッチ回にも参加しました。や団がいるあたりに喫煙所帰り感満載の香りが漂っていて、らしさ全開で最高でした。井口さんはひとりひとりに「は〜いM-1チャンピオンですよ〜」と言いながらハイタッチしていて、ほんとに抜かりないなと最後まで笑わせてもらいました。

 

- テレビ、TVer

ルシファーさん、めちゃくちゃ面白かったな〜!でもぴんくさんがそれ以上に面白すぎでしたね……。準決勝も配信買って見ましたが、井口さん、見事でした。全体通して一番笑ってしまった瞬間はkento fukaya氏の「facebooker」です。

 

河本太果汁100%でした。TVerのCMばりの恐怖のペットボトル水早飲みは一生忘れられません。

 

  • 耳の穴かっぽじって聞け!

良い番組ですよね。最初はいつまでもつだろう……とドキドキしてましたが、祝・春の改編突破!

 

小さいころから見ているローカル番組にウエストランドが出る不思議さと嬉しさとでほくほくした気持ちになりました。道民にはおなじみ福永アナとの相性もばっちりでした。VTRロケだけではなく、当日のスタジオや札幌駅前にも来てくれて、井口さんはいっぱい毒舌言ってくれて、太(愛を込めて太と呼ばせてください)はのびのびやっていて、札幌でいっぱい働いてくれてありがとうウエストランド……みたいな頭の下がる気持ちに(勝手に)なりました。また来てほしいです。

 

霜降りの活躍って、なんか見て・聞いておかないと、って思わされます。同世代なのもあってヒーロー的に応援したり、勇気をもらいたくなる。最初粗品ゲームだけ見るつもりだったんですが、結局TVerで一週間かけて全編見てしまいました。

粗品ゲームは、なんで〜?なところもいっぱいありましたが、面白いところもいっぱいあったし、見てよかったです。この時のテレビ、の歴史資料になりそうなので大事にブルーレイに焼いて残します。

 

復活SP自体も楽しかったですが、情報解禁から放送までの期間のワクワク感とか、TVerで配信された過去回を見てゲラゲラ笑ってた時期が特に幸せでした。内Pはオンバトと並んで自分のお笑い好きとしての原点なので、嬉しい復活でした。

 

  • 座王 聖夜の細身センスメガネSP

鬼に金棒・キスにルシファー。強者・細身センスメガネ永見さんとはいえ相手が悪すぎた……。

 

2024年一番笑ったかも。単独ライブで観たネタで、つまり何が起きるかは知っていたんですが、それでも一発目のバットから爆笑してしまい、そっから最後までずっと笑い転げていました。後半のたたみかけとかめちゃくちゃパワーアップしていましたし。賛否両論あるのもわかりますが、自分は最高の一言でした。

や団、ロングコートダディの二本目も良かったな〜。でもラブレターズの優勝は大納得です。特に二本目は、見れば見るほど何やってんだよって感じで面白くなるネタでした。

 

一番笑ったのは真空ジェシカの二本目でした。一本目がほぼ完璧だったので、最終決戦どうくるんだ……!?とドキドキ待ち構えたところであれをやられたことで笑いが増幅しました。後日のラジオ父ちゃんで「俺たちはニセ漫才師」「二本目でついにバレた」「圧倒的に精度が低い」みたいなことを自解していたのも笑いました。

敗者復活はスタミナパンのネタと「泣いてないです」でめちゃ笑って、繰り返し見たのは例えば炎ですね。初めて見たんですけど、すごいな、例えば炎。あとひつじねいり惜しかったですね〜。

 

- YouTube

  • カミナリの記録映像 【感動】カミナリが地元・鉾田市の洋服店「マツモトヤ」に25年越しの謝罪【青春】
  • カミナリの記録ゲーム 『トランプアイランド』ゴルフシリーズ

マツモトヤ回、良かったですね〜。やっぱり地元エピソード出発系の動画はいつも面白いです。最後のラップもカッコよかった。ゴルフシリーズは、謎のトランプゲームで盛り上がってライブまで成立させてしまうカミナリの記録映像らしさがとても好きでした。

あとはホーワンバッチャンFINAL、ワイズ来日がやっぱり印象的ですね。とても良かったです。タイムカプセル、野草探しも良かったです。早い段階で目的を失い、それでもなんとかしようと模索する感じの動画もまたカミナリの記録映像らしさという感じで好きです。

 

ガッツ100%テレビは岩橋さんの件があってから見始めて、面白すぎて、もっと早くから見ていればという気持ちと、岩橋さんの件がなければ見ることもなかったかも、という複雑な気持ちが入り混じりました。この回は特に両チーム大活躍で、写真で三言バトルは神がかった回答もあり、満足度が高かったです。

 

  • お笑いバックスちゃんねる 復活の「F」〜休養期間の日記朗読会〜

転んでもただでは起きないGAG福井さんの凄みを改めて感じました。凄さというより凄み。お笑いバックス・大宮セブン周りも2024年いろいろありましたが、これからもみんな応援します。

 

  • 粗品のロケ 最近の粗品が様子おかしいので後輩に説教された【ミキ亜生】

これ面白かったですね〜。本質突くモードに入ってる時の亜生さん大好きです。

 

  • バキ童チャンネル【ぐんぴぃ】レンタルぶさいくオランダうどんシリーズ

レンぶすおかえりライブの配信も見ましたが、まさかこんなスピードでうどん修行&オランダ視察の話が進展していくとは思っていませんでした。オランダ編の最中もそうですけど、やっぱりぶすの兄ぃの行動力は半端じゃないです。相変わらずのハプニングも起きて、楽しい旅でした。

他ではピーター来日関連、亡き父親のエ○ゲ、しゅしゅぶち音頭、漫画の2話目イントロクイズなども良かったです。

 

  • レンタルぶさいく 【衝撃オファー】2ヶ月アラスカでカニ漁をすれば1000万円!史上最高額の依頼にレンタルぶさいくが下した決断とは!【ラインを決めよう】

キモシェアハウス、バキ童周りのメンバーの個人チャンネルも充実してきてなかなか追いきれてないですが、この回はめちゃくちゃ面白かったです。思いとどまってくれてよかったですけど、エピソードトークとして最高すぎました。

 

  • ニューヨークOfficial Channel 【芸人の恋】タクトOK!!恋愛遍歴聞いたら、最終的に粗品に怒られてた

面白すぎましたね。繰り返し見てしまいました。他には【笑いの渦】和菓子バイトシリーズ、アイパー組がやってきた、うろ覚え怖い話シリーズ、芸人トーク虹の黄昏回なども腹抱えて笑いました。

あと年越しちゃいますけど、2025年1月最初のニューラジオの年末年始楽屋エピソード最高でした。盛山さんのどうしようもないラップバトル、半袖たかしさんと食べに行くうなぎ。

 

  • スクールゾーンChannel 帰省〜夜〜【のぞき見シネマ】 

いいもの見たな〜ってすごく満足しました。スクールゾーン、生のコントも素晴らしいのでまた観に行きたいです。

 

  • 鬼越トマホーク喧嘩チャンネル すゑひろがりずに聞いた大宮セブン事件簿ランキングがヤバすぎた...【鬼越トマホーク】

みなみのしま改名騒動が面白すぎました。そのほか大宮の鉄板エピソードも盛りだくさんで、それをすゑ目線で聞いたことがあまりなかったので新鮮に面白かったです。

 

- 映画

  • くすぶりの狂騒曲

大宮ファンであればあるほど、劇映画として良いものにするために脚色・演出されている部分とそうでない部分の絶妙なバランスに感嘆するんじゃないかなと思いました。良い映画でした。

 

-----

 

ヘルミッペ氏作・ぶちラジ IS FOREVERことぶちスカ買ったぞ〜!早く4月になあれ!の画像を添えて終わります。

f:id:nakamiihaa:20250323110208j:image

「ヒューマン・ライツ批評会」の感想

北山あさひさんの第二歌集『ヒューマン・ライツ』の批評会に現地参加しました。とても良かったです。

印象的なのは、北山さんの作品の力や批評性とこの会が相互作用する関係にあったということです。田中綾さんがハイライトしていたエンパシー(相手の立場に立って共感する)の重要性の話、そして「この歌集、一言でいえばエンパシーを読者に手渡すものではないか」という言葉や、最後の挨拶での北山さんの「人と人とのつながり、人と人との間に真実がある」という言葉などは特に心に残っています。様々な視点や立場から意見を交わし合い、わかりあい、それを発展させていくこの批評会の場そのものがそれらを体現していたと思います。

共感(ルビ: シンパシー)から共感力(ルビ:エンパシー)へグラデーションを描いて今日の夕焼け空よ

今回の批評会が札幌という〈中央〉ではない場所で開催されたこと、その背景にある北山さんの考えやご尽力、それらは北山さんの作品に織り込まれている問題意識とまさに地続きで、批判性を伴っています。実感をもってそれが迫るのはひとりで歌集を読むだけでなくこの批評会に参加したからだなと思います。

関係のあることばかり。ほんとうは。クレーンは鉄の花を吊るして

いっぽうで、北山さんが繰り返されていた「でも、社会が邪魔をする」という言葉も忘れられません。

「無駄だよ」と声が聴こえる手を洗う小さな滝の速度の中に

社会にあるさまざまな問題について考えを巡らせるとき、それを言葉にすることの難しさや無力さ、連帯したくない・できない人を切り捨ててしまうのではないかという恐れなど、様々な壁が立ちはだかることが自分にとって大きな関心事なのですが、北山さんが短歌を通して取り組んでいる独自のスタイルは、社会を良くしていくためのひとつの方法としてとても強い力を持っているということにこの批評会を通して改めて気づかせてもらい、そこに希望を持ったし、自分にもできることがあるはずだという励みにもなりました。

個人的な話ですが、現代短歌(24年5月号)のアンソロジーに10首掲載していただいた際、企画を受けての乾遥香さんと瀬戸夏子さんの対談の中で瀬戸さんが、自分の作風に北山さんの作風を重ねて評をしてくださったことを書きながら思い出しました。

〈現実がすごく辛い、それは女性ということでもあれば、地方に住んでるということでもある、それを北山さんとかははっきり詠むけど、中村さんにもあるんだよね、その感じが。〉(77-78p)

当時、その「辛い」は自分自身の問題によるところが大きいと思っていたので意外に思う気持ちがあったんですが、今あらためて振り返ると、やっぱり自分にもその感じはあるのかもしれない、と思ったりします。

わからないことをわかって行く森の一本ずつに水の血のぼる

さらに個人的な話ですが、自分は〈♪誰かと話するの 怖い日もある〉 (“I WISH”) みたいな感じになることがよくある人間で、ここ2年くらいは特にその傾向が強く色々と模索していたのですが、〈♪でも勇気を持って話すわ 私の事〉みたいな感じになる、それを続けるための励ましをこの批評会から大いにもらいました。このブログを書けたのもその励ましがあったからです。

一年中ずっとひとりでしゃべってた梅干しみたいなわたしの星で

春がすみ傷つくたびに晴れてゆきあなたの顔がようやく見える

溶けて水、凍って氷 ほんとうの素直を生きて社会にいたい

批評会ってすごく面白いですね。もっと行ってみたい。最後には純粋にそんな気持ちになれたことが嬉しかったです。

※引用歌はすべて北山あさひ『ヒューマン・ライツ』(左右社)より

霜降り明星(粗品)という友人

(2025年8月現在、1年くらい下書きに残っていたこの記事を読み返してみたら悪くなかったので、公開してみます)

-----

霜降り明星と同じ時代を生きている、ということに勝手に励まされている。彼らと自分はひと学年差で、粗品とは生まれ年が同じ。圧倒的に面白く、才能あふれる友人の活躍をリアルタイムで追っていたい、みたいな感覚でファンをやっている。

今年の27時間テレビもそういう気持ちで見た。最初は粗品ゲームだけのつもりだったのが、結局TVerで一週間かけて全編見た。もはや面白さとかじゃなく使命感で。これは(お笑いの)歴史に刻まれるだろうから見ておかなければ・聴いておかなければ、みたいな気持ちで追ってしまうのが霜降りだなと思っている。27時間テレビのことも、10年後くらいに懐かしく思い出すだろう。

二人とも好きだけど、最近は音楽活動や個人YouTubeが本格化してからの暴れっぷりがめざましい粗品の方に心寄せしている割合が多い。そんなこと言ってやるなよ、と思う時も多いけど、結局は擁護したくなってしまうかわいげがある。やはり友人みたいな目線で見てしまう。そしてあんなふうに命を燃やして生きられたらどんなに素敵なことだろうと、彼の色々な面を見ていて思う。すべての活動が地続きだから追いたくなる。

アルバム『星彩と大義のアリア』発売時、早期予約特典で宛名付きのサイン入りポストカードがもらえるという企画があった。届いたアルバムの明細書に、予約時に本人へのメッセージ欄に添えた自分のコメントがそのまま記載されていた。自分が粗品のどういう部分が好きで励まされているか、みたいなことをわりと素直に書いたので読み返してだいぶ恥ずかしくなったけど、数ヶ月前の自分が粗品というフィルターを通して自分を励ましているみたいな構図になって悪くなかった。ポストカードは部屋の壁に貼った。カタカナで自分の名前を書いてもらった。

そのアルバムも、友人がつくったのを聴かせてもらうみたいな気分で聴いた。「はるばらぱれ」の「両親が〜」の歌詞を聴いて泣きそうになった。こんなに直球の言葉で未来を照らそうとしてくれる人が同じ世代にいて、しかもそれが粗品だということに、言いようのない嬉しさがあった。

同世代のヒーローで、10年後、20年後までずっと見ていたいと思わせてくれる人はそれほど多くない。これからもずっと、勝手に並走している友人みたいな気持ちで、だけど遠くの存在だと思いながら、霜降り明星を見ていると思う。

-----

(いま付け足すとすれば、今年春のytv漫才新人賞の粗品氏の審査とコメントは本当に素晴らしかった。あと、先日のENGEIグランドスラムでの各々のピンネタ、特にせいや氏のやばす〜ぎ〜る〜♪でめちゃくちゃ笑いました。)